反転剪除法

反転剪除法は、わきが手術において健康保険適応可能

反転剪除法は、腋臭(わきが)手術において健康保険の適応が認められている手術方法です。

 

反転剪除法は、5cm 程度の傷あとが残ってしまうことと治癒期間が少し長いのが欠点ですが、直接アポクリン腺を見て確実に切除していくことにより、その効果が確実で腋臭(わきが)再発の心配がない確実な方法とされています。

 

片側のわきだけでしたら、入院は必要ありませんが、両わきの場合には数日の入院が必要となるようです。

 

 

手術方法

 

反転剪除法の手術は、わきの手術範囲(わき毛の生えている部分よりもひとまわり広い範囲)に局所麻酔をし、わきの下のしわに沿うように切開線を入れます。(通常、切開線は1〜2本)

 

次に、わきの下の皮膚を下部組織から切り離し皮膚を反転させて皮膚の裏側を見える状態にし、わきの下の皮膚の裏側にある露出したアポクリン腺を徹底して取り除いていきます
アポクリン腺は大きく目視で確認することは容易であるため、アポクリン腺を除去することというのは難しいことではないようです。

 

 

健康保険適用による費用

 

反転剪除法の健康保険適用した費用(3割負担の場合)は、片側のわきで3万円前後(外来治療時)で、両わきで入院が必要な場合には数万円前後かかります。健康保険が適用されない他の多くの方法と比較すればかなり格安であるということがわかります。